東淀川区でボランティアをする全てのヒトへ。

「傾聴ボランティア養成講座 ~だれにもわかってもらえないおもいを聴く~」を平成28年1月25日・28日の二日間、東淀川区役所3階区民ホールで「京都自死・自殺相談センター Sotto」代表 竹本了吾さんを講師に招き開催しました。二日間で延べ114名の方が受講されました。

 

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内容

いわゆる「傾聴」とはただ「聞く」だけではなく相手の心に自分の心を寄せ、その想いをありのままに感じ取ろうとすることであり、そこでは自分の意見を押し付けるのではなく相手を受け入れようとする姿勢が重要になります。そのことで、相手の抱える苦悩そのものは解決できないとしても、「わかってもらえた」と感じられるだけでその人は孤独(ひとりぼっち)ではなくなり力になるといった説明がありました。その後、二人一組でそれぞれ相手の「愚痴」を聴きあい、その後相手の聞く姿勢のよかったところを述べ合い、また聞いてもらったことによる自分の気持ちの変化を感じる体験学習(トレーニング)をおこないました。

 

参加者の声

参加者からは、「人の話をきく難しさ、楽しさを感じた」「今後も(このような講座を)続けてほしい」など、非常に好意的な感想を多数いただきました。また、「今回学んだことは今後の活動に十分役立つ」「職場でも活かしたい」「今後ボランティアに参加したい」といった感想もあり、活動に活かしていただけたり、ボランティアに興味を持っていただいた方もおられたようで、とても意義深い講座になったようです。

 

担当者のひとこと

人と関わる仕事やボランティアでは、相手のおもいを受け取る、いわゆる「傾聴」がとても重要で、特に課題を抱え支援などを必要とされる方は、その抱える苦悩をだれにもわかってもらえない場合が多くあります。そのような「だれにもわかってもらえないおもいを聴く」ことの大切さや、おもいを聴く上で注意すること、姿勢を学ぶことで、日々の業務や活動をより充実させてもらいたい、またこの講座をきっかけにボランティア活動に興味を持っていただき、活動に参加していただきたいという思いから企画しました。

今回の講座では、グループや団体に所属して活動されているのではない、一般の方からもたくさんのお申込をいただきました。活動はされていなくても「傾聴」に興味を持っておられる方は多くおられるようです。今後、さらに参加しやすい講座を企画・開催することで、これまでボランティアに関わったことのない方が関わるきっかけになればと思います。さらに、受講者の中から実際に活動へ参加される方が現れたり、活動グループがさらに増えること期待したいです!